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PETの原理

PET(陽電子放射断層撮影法)の原理

PETは、陽電子(ポジトロン)を放出する放射性同位元素で標識した放射性薬剤を放射線源にしています。陽電子は近くの電子と結合して消滅しますが、消滅時に透過力の強いガンマ線を180度対向方向に放出します。この一対の放射線を人体周囲に並べた検出器で同時に計数することで、放射線源のあった方向と位置を特定し、計算によって、放射線源の体内集積度を3次元的に再構成します。最小10-18(atto mol)の濃度まで検出可能です。

PETに使われる放射性核種

適用放射核種 半減期
11C 20.4分
15O 2.04分
13N 9.96分
18F 109.8分

PETに主に使われる放射性核種にはこのようなものがあります。これらの元素は生体内の生理活性物質や医薬品の構成元素の放射性同位体であるため、その活性を低下させることなく標識が可能であり、受容体、酵素活性などの多様な生体反応を描出、定量することができます。